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桑折町表彰式

印刷用ページを表示する 掲載日:2015年11月30日更新

桑折町表彰式式辞

 本日ここに、来賓各位のご臨席を賜り、平成27年度桑折町表彰式を挙行できますことは、誠に喜びに堪えないところであります。
本日表彰を申し上げる皆さん方は、地方自治の振興・社会福祉の向上など町の各分野において、いずれも永年にわたり貢献され、いわば町民の鑑ともいうべき方々、あるいは「がんばるふるさと・桑折応援寄附金」により多額の金員を寄附されたことにより、町の復旧・復興をはじめとする各種事業の推進に貢献され、その功績が顕著な方々でございます。皆さん方のその献身的なご努力とご労苦・善意に対し、心から深く敬意を表するとともに、あらためて御礼申し上げる次第であります。
 さて、国難というべき東日本大震災並びに東京電力株式会社福島第一原子力発電所の事故から、4年8カ月が経過いたしました。この間、本町においては、桑折町総合計画「復興こおり創造プラン」を策定し、計画の着実な推進を図りながら、未曽有の大災害を克服し、やすらぎと希望に満ちた「こおり新時代」の実現に向け、町民の皆さんとともに一丸となって、一歩一歩、確実に復興・再生の歩みを進めてまいりました。
 他自治体に先駆けすべての住宅除染が完了し、「復興実感の年」と位置づけた本年度は、災害公営住宅47戸が完成し、長期避難を余儀なくされている被災者の方々の新たな生活が始まりました。また、本日の会場でもあり、復興のシンボルともいうべき屋内温水プール・多目的スタジオ「イコーゼ!」が「子ども元気復活交付金事業」の活用により完成し、連日多くの方々にご利用いただいているところであります。
 本町の基幹産業であります農業につきましては、風評被害の払拭に向けて、関係者並びに観光キャンペーンクルー「スマイルピーチ」とともに、首相官邸はじめ、各中央省庁、アメリカ大使館を訪問するなど、積極的にトップセールスを展開して参りました。今後も更なる桑折産品の安全・安心な情報を発信していくため、ラッピングバスを活用し、町のPR活動を推進してまいります。
 また、今年も桃の主力品種「あかつき」が、めでたく連続22回となる「献上桃」の指定を受け、天皇家・宮家に献上することができました。そのような中、7月16日には平成25年度に引き続いて、天皇皇后両陛下の行幸啓を賜り、桃畑にて直接、桃生産者へ励ましのお言葉をいただきましたことは、本町の大きな誇りであるとともに、生産者をはじめ関係者にとりましても、大きな喜びであり励みとなりました。
 さて、今、我が国は人口減少が加速度的に進み、とりわけ地方では地域経済社会の維持が重大な局面を迎える恐れがあるとされております。本町においても、「桑折町まち・ひと・しごと創生人口ビジョン並びに総合戦略」を10月に策定し、加えて現在、国による「桑折町歴史的風致維持向上計画」認定に向けた作業を進めており、将来を見据えた具体的な施策への着手を開始したところでありますが、今後とも復興のスピードを遅らせることなく、さらに地域経済の発展や活力ある地域社会の形成、人口減少の克服を目指し、復旧・復興から、その先の輝かしい未来を展望する町政執行に邁進してまいります。
 本町は、昭和30年1月に旧桑折町、睦合村、伊達崎村、半田村の一町三カ村が合併し新しい桑折町が誕生してから、本年1月1日で合併60周年を迎えました。思えば「平成の大合併」の潮流に流されることなく、「単独立町」の道を町民の皆さまと供に歩み、さらに未曽有の大災害を克服すべく知恵を絞り、町民の絆をもって心ひとつに手を携えて踏ん張ってこられたことを振り返りますと誠に感慨深く、今日まで町勢進展のためにご尽力いただいた先輩各位に深く感謝するとともに、今を生きる私たちが将来に向けて背負う責任の重さをあらためて痛感しているところであります。
 本年は、1月の「町制施行60周年記念式典」を皮切りに、「NHKラジオ公開放送番組」、震災以降五年ぶりとなる「半田山山開き」、「オリジナルフレーム切手」の販売や若者をターゲットとした「こおり満福まつり」、20年ぶりの挙行となった戦後七十年平和祈念「戦没者追悼式」、東京近郊在住の方々に応援いただくべく「在京桑折会」の開催など、一年を通して各種記念事業を展開してまいりました。町民の皆さまを始め、本町を応援していただいているすべての方々とこの喜びを分かち合う一年でありましたが、次年度以降も記録と記憶を風化させることなく、本町の歩みをしっかりと次世代へ伝えて行く所存であります。
そして、すべての町民が復興を実感でき、生涯にわたって住み続けたいと思える夢と活力ある「こおり新時代」を力強く創造するため、全力で行政執行にあたってまいる決意であります。
結びに本日、受賞されました皆さん方におかれましては、どうか今後ともその豊富な見識と尊い経験を生かされ、それぞれの分野において、なお一層のご尽力を賜りますようお願い申し上げます。
 また、お忙しいところご臨席を賜りましたご来賓の皆さん方に厚く御礼申し上げますとともに、御参会の皆さんの今後ますますのご活躍とご健勝を心からお祈り申し上げ、式辞といたします。

平成27年11月28日
      桑折町長 高 橋 宣 博