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むかしむかし、今の半田山(のことを「かすみ山(・かすみの山(・まるき山(・まるた山(」などと呼(んで親(しんで来(た。そのことは今(も口伝(えに残(
っている。
この半田山(に大男(が住(んでいた。とても想像(もできないような大男(で、ものすごい力持(ちだった。
あるとき、ぼんやりとまだできて間(
もない、広(い信夫(の里(
を眺(めわたして、「なんだって
広(いどこできだもんだなや。こだ広(いどこの真(ん中(さ、俺(の兄弟(の山(っこひとつくれえ、あっても悪(ぐはねえべえ」と言(って、半田山(の方(さ腕(を伸(ばして、わきの方(を二(すくいほどすくい取(ってギューツと握(って、信夫(の里(の真(
ん中(に、ドサーツと置(いた。
「兄弟分(の山(どしては、でっかぐねえげんちょ、これで良(かんべ」と言(うわけでできたのが信夫山(。またそのとき指(の間(からこぼれたのが、一杯森(だの、石ヶ森(
だのだそうな。
また、その後(、「信夫山(だのに松(が多(いのは、半田山(から大男(が持(って行(って植(えたのが増(えたんだ」ともいわれている。
だから、半田山(にも、信夫山(にも、大男(の足跡(が残(っているそうだ。
(半田むかし・むかし6)

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