柿日和 | あんぽ柿づくりの今をお届けします(R7.12.12更新)

更新日:2025年12月12日

「柿日和(かきびより)」では、生産現場や直売所から、柿の"今"をお届けします。
長年愛される桑折の柿が、どのように育ち、皆さまの元へ届くのか、日々レポートしていきます。

あんぽ柿、店頭に並び始めています(12.12更新)

本日は、JAふくしま未来「桑折フレッシュBOX」からのレポートです。
朝方には雪が降り、周囲はうっすらと雪化粧に。
冬の寒さが深まる中、店内にはあたたかい実りが並んでいます。

「桑折フレッシュBOX」直売所でも、あんぽ柿の販売が始まりました。

ばら売りが大変好評で、本日は10時過ぎの時点で残りわずかとなるほどの人気ぶりでした。
箱(セット売り)も数量が限られるため、5箱以上のまとまった購入をご希望の場合は、事前のお問い合わせがおすすめです。

また、レジ脇では、焼き芋の販売も行われています。
こちらは10時半頃から販売スタートとのことで、あたたかな甘い香りが漂っています。

りんごと梨、本日の入荷状況

本日の店頭には、サンふじとはるかが並んでいました。
今年は夏の酷暑の影響で、贈答用のりんごが例年よりやや少なめとのこと。
とはいえ、これから出荷される方もまだおられ、季節の味わいはしばらくお楽しみいただけそうです。
香りがよく、甘みもしっかりしているため、お歳暮や年末のご挨拶にもおすすめです。

また、「王秋(おうしゅう)」という品種の梨も見られました。
王秋は、みずみずしさとやわらかな甘みが長く続く、晩生の人気品種。
肉質もしっかりしており、日持ちが良いのも嬉しいところです。

📣営業案内

JAふくしま未来 桑折フレッシュBOX
・住所:桑折町字舘28
・電話:024-582-2301
・営業時間:9:00~15:00
※年内営業は12月26日(金曜日)の午前中まで。年明けは1月5日(月曜日)より営業開始します。
※年明けは、しばらく日曜日・祝日がお休みとなります。

あんぽ柿の今季販売スタート(12.11更新)

冷たい風のなかにも柔らかな陽ざしが差し込む今日、直売所には、冬の実りをたのしむ方々の姿が見られました。
本日は「だてかベジフル」の様子をお届けします。

今年のあんぽ柿の販売が始まりました。
今のところ数は多くありませんが、これから徐々に増え、12月下旬にはピークを迎える見込みです。
店内にも少しずつ季節の彩りが揃い始めています。

柿とりんご、季節の実りが並びます

柿はそろそろ終盤となりますが、りんごは春先まで出荷を続ける農家さんもおり、これからも長くお楽しみいただけます。

現在取り扱っている、主な品種は──
サンふじ・しなのゴールド・はるか
それぞれに個性があり、食べ比べもおすすめです。

お馴染みの「茶箱(格外品)」も人気

農家さんがその日の収穫を直接持ち込む人気のコーナー。
本日時点では、りんご・柿が約10個入って、1,000円前後となる箱が見られました。
※品揃えは日によって異なるため、あくまで参考としてご覧ください。

📣営業案内

専門農協伊達果実 だてかベジフル
・住所:桑折町大字谷地字南9-1
・電話:024-582-4560
・営業時間:9:00~15:30
※年内営業は12月27日(土曜日)まで。年明けは1月5日(月曜日)より営業開始します。

甘さととのえ 仕上がり間近(12.2更新)

本日は、「あいはら果樹園様」から、あんぽ柿づくりの様子を紹介します。

収穫された柿は、まず皮むき機にかけられ、丁寧に皮をむかれていきます。
鮮やかな橙色が姿を現し、いよいよあんぽ柿づくりが始まります。

皮をむいて、つやつやになった柿を、ひとつひとつ手作業で紐にくくりつけていきます。
紐につながれた柿は、竹材の干し棚に、絶妙な間隔で丁寧に掛けられます。

近くで見ると、むきたての柿は宝石のような輝き。
これからじっくりと天日と風に当たり、あんぽ柿に変化していきます。

干し場では、何列も、何段にも連なる柿が一面に下がり、まさに“圧巻”の光景です。
太陽と乾いた風が作り出す、自然の乾燥室のような空間で、ゆっくりと水分が抜けていきます。

適度な風を与えるために扇風機を使い、乾燥をムラなく進めます。
風を受けて揺れる柿は、あんぽ柿づくりならではの風景です。

数日が経ち、しっとりとした食感に近づいた柿は、人の手によってひとつずつ茎をハサミでカットされていきます。
ここでも丁寧な手作業が欠かせません。

熟練の手元をクローズアップ。
繊細な手仕事が、あんぽ柿のおいしさを支えています。

出荷状況について

蜂屋柿(干し柿・あんぽ柿)は、12月中旬ごろの出荷を予定しています。
美しい飴色のふっくらとした外見と、とろけるような果肉で、人気を博しています。

平核無柿(ひらたねなしがき)は、すでに出荷が始まっています。
その名の通り、種がない品種です。
果肉は固すぎず柔らかすぎず丁度よい食感で、甘みが強く、果汁も豊富です。
 

今年も大変良い出来となりましたので、ぜひご賞味ください。

次回は 直売所からのレポート をお届けします。どうぞお楽しみに。

お買い求めはこちらから

国道4号線沿いに、直売所が2か所あります。
旬の果物を数多く取り揃えていますので、ぜひお立ち寄りください。

JAふくしま未来
桑折フレッシュBOX

(桑折町字舘28)
電話:024-582-2301

専門農協伊達果実
だてかベジフル

(桑折町大字谷地字南9-1)
電話:024-582-4560

未来の柿づくりを、一緒に担いませんか?

長年たくさんの人に愛されている、桑折町のあんぽ柿。
この味を、これからも届けていくために―。


町では、産地を未来へつなぐ仲間を募集しています。
「新規就農者支援事業」「後継者奨励金交付事業」など、農業のはじめの一歩を応援する制度も整っています。
興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興課 農林振興係

〒969-1692
福島県伊達郡桑折町大字谷地字道下22番地7
電話:024-582-2126
ファクス:024-582-1028
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