成人式にあたって 新成人へのメッセージ

更新日:2018年03月02日

本日、晴れて成人式を迎えられました168名の皆さん、成人、誠におめでとうございます。

次の世代を担う皆さんが、心身ともに健やかに成長され成人となられましたことを、心から、お喜び申し上げます。

また、皆さんをこれまで深い愛情をもって、健やかに育まれてきたご両親やご家族の皆様にも、心からのお祝いと、深甚なる敬意を表する次第です。

さて、昨年の3月11日発生した東北地方太平洋沖地震は、千年に一度という巨大震災であり、本町の町並や集落の風景を一変させる程の、甚大な被害をもたらしました。また、発災から十か月が経過しようとしている今、地震災害に加えて、過去に経験をしたことのない原発事故による放射能被害により深刻な事態が続いております。

そうした、生涯忘れえぬ厳しい年に皆さんは満二十歳を迎え、大人の仲間入りをしました。法律的にも、国家の一員として、選挙権を始めとする貴重な権利を得るとともに、独立した個人として、国家・社会に対して責任のある行動が求められることになります。

皆さんの中には、既に実社会で活躍なさっている方、まだ身を学業にいそしんでいる方と、その立場こそ違え、もう、社会の一員として立派に成人されたのでありますから、これからは、より一層教養と英知を涵養され、明日の日本、そして、ふるさと桑折町の復興を、共に、しっかりと担っていって頂きますよう念願してやみません。

「念ずれば花ひらく」詩人・坂村真民の言葉で、私の大好きな言葉です。

皆さんには、自分の可能性を信じ、夢へのチャレンジはもとより、人に対する思いやりと感謝の心をもち、広く世界にも眼をむけ、無限の若い力を大いに発揮してもらいたいと、心から期待を寄せるものであります。

原発事故の収束と、放射能汚染の克服なくして、私たちの郷土・桑折町の復興を成し遂げることはできません。

私はお約束いたします。皆さんがこのふるさと桑折町で健やかに生まれ育ったように、安心して子どもを生み育てる環境を取り戻すために、放射性物質の除染・除去をしっかりと行い、町民一丸となって、必ずや復興を成し遂げます。

結びに、洋々たる海原に大きな夢と希望を乗せて船出する、皆さんの前途に幸多からんことをご祈念申し上げ、私からのメッセージといたします。

平成24年1月8日

桑折町長 高橋 宣博

この記事に関するお問い合わせ先

総務課 行政係

〒969-1692
福島県伊達郡桑折町大字谷地字道下22番地7
電話:024-582-2111
ファクス:024-582-2479
​​​​​​​メールフォームによるお問い合せ