平成31年新年のごあいさつ

更新日:2019年01月04日

  新年あけましておめでとうございます。
  平成31年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
  旧年中、皆様には町政各般にわたり、特段のご理解とご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。

  私事ではありますが、昨年9月の町長選挙において、無投票当選の栄を賜り、引き続き4年間、町政を担わせていただくことになりました。1万2千町民の「いのち」と「くらし」を守る行政の責任者として、町政運営に全力を傾注するとともに、町民の皆さまと共に歩んでまいる所存であります。

  昨年末には、一足早い「お年玉」ともいうべきビックニュースが舞い込んでまいりました。東北自動車道から相馬福島道路に分岐する「21世紀の追分」となるジャンクションの名称が「桑折ジャンクション」と決定しました。この事は、これまで様々な機会を捉え、関係各所に働きかけてきた成果であり、「桑折」の名を全国にアピールする絶好のツールとなることから、引き続き、国道四号にタッチするインターチェンジの名称についても「桑折」の名が刻まれるよう働きかけを強化してまいります。

  さて、昨年は、スタートダッシュを図った総合計画初年度の勢いそのままに、「攻め」の姿勢で各種施策・事業に取り組んでまいりました。

  昨年4月にオープンした「レガーレこおり」につきましては、地場農産物を使用した本格ピザが食べられる店として、町内外から連日多くの来客が訪れており、本町はもとより県北の人気スポットとして不動の地位を確立し、雇用の増、地域経済の活性化、関係人口の増加など、まさに「地方創生の成功事例」となったものと自負しております。
  町特産の桃につきましては、25年連続で献上の指定を受け、極上の桃を皇室に献上することができました。特に平成最後となる天皇皇后両陛下へ献上できましたことは、二度の行幸啓を賜った本町にとって大変名誉なことであり、農家や関係者にとっても励みとなるものでありました。御代が変わるとも引き続き献上の指定を受けられるよう、働きかけを継続するとともに、高品質桃の生産が維持されるよう支援してまいります。
  人口減少対策につきましては、「若者定住促進事業補助金」に加え、「新婚世帯家賃支援事業補助金」をスタートさせました。その結果、町外からの移住・定住者が増加しており、人口減少抑制に効果が現れております。
  教育につきましては、入園・入学祝制服支給、土曜学習塾、待機児童ゼロなどに加え、小中学校の給食費半額助成を新たにスタートさせ、子育て世代への経済的負担の軽減を図るとともに、東北大学川島教授が提唱する生活習慣「早寝・早起き・朝ごはん」の実践、反復学習カリキュラム「陰山メソッド」の導入など、学力向上に努めた結果、昨年行われた全国学力調査では、県内平均をすべての科目で上回り、高校入試では、難関校と言われる高校等に約3分の1の生徒が合格するなど、一定の成果が表れております。
  健康・福祉につきましては、桑折版いきいき百歳体操の普及や、高齢者運転免許自主返納タクシー助成などの事業を展開してまいりましたが、住み慣れた町で暮らし続けるためには、「健康」であることが何より大事です。県でも健康長寿に向けた本格的な取組みが動き出したことから、時期を逃すことなく、歩調を合わせながら施策の展開を図り、町民の健康指標の改善に努めてまいります。
  「住み続けたい、住みたい」と思っていただくためにも、豊かな自然、美味しい農産物、移住・定住支援、質の高い教育環境などの本町の魅力を発信する「シティプロモーション」が重要です。そのため昨年3月にシンボルロゴを制定し、ロゴの浸透を図りながら「桑折町」をPRしております。本日、皆さまにロゴのシールをお配りしておりますので、是非ともご活用いただき、本町のPRに一役買っていただきますようお願い申し上げます。
  安全・安心の確保につきましては、Jアラート用のスピーカーを町内各所に設置し、迅速な情報提供体制を構築するとともに、ハザードマップを見直して全戸に配布するなど、防災意識の向上に努めました。
  また、役場新庁舎整備については、災害対応拠点として、町民からも早期完成が求められており、現在、建設予定地の樹木の伐採が終わり、これから敷地の荒造成、夏には建設に着手する予定です。

  このように昨年も様々な施策・事業を展開できましたことは、町民の皆さまの御理解とお力添えがあったからこそであり、改めて感謝申し上げます。

  今年は、「町の活力創造と元気発信」の確立を図り、「シティプロモーションの推進」「活力ある町」「健康と福祉の町」など6項目を重点施策に掲げながら、旧福島蚕糸跡地の利活用、健康施策の展開、質の高い教育環境の提供など、本町が持つ魅力に磨きをかけ、全ての町民が「住み続けたいまち 住みたいまち 桑折」を実感できるよう、施策の展開に努めてまいります。
  間もなく平成に代わる新しい時代が到来するとともに、復興・創生期間は2020年度で一区切りを迎えます。本町にとりましても、相馬福島道路や新庁舎の完成が間近に控え、昭和の合併以来の都市空間の中心地の変遷や、地元企業の大規模設備投資、住環境の整備などによる人・物・金(地域経済)の流れの変化など、大きな転換点を迎えております。また、総合計画の中間年、「まちひとしごと総合戦略」の見直しの年でもあることから、改めて町の方向性を再検討する必要性を感じております。
  今年は亥年、勢いをつける年であります。本町の将来を見据えながら時代の流れを先読みし、さらなる高み「こおり新時代」を目指し、町民の皆様と共に、職員一丸となって、全力で行政執行にあたってまいる所存でありますので、御支援・御協力のほどよろしくお願いいたします。

平成31年1月4日               

桑折町長  高 橋  宣 博

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