桃だより| 桑折の桃ができるまで ~vol.1~
更新日:2025年05月02日
桃づくりの1年間をご紹介します
平成6年から連続して「献上桃」に選ばれている、福島県桑折町。
そのおいしい桃は、どうやって作られているのでしょうか。
真心こめて、品質や味を守り継ぐ桃農家さんに密着し、桃づくりの様子をご紹介します。
桑折の桃について、より深く知っていただければ幸いです。
【5月初旬】桃の赤ちゃん、実がついてきました
桃の花が散り、桃の実がついてきました。
この状態を、「結実(けつじつ)」と言います。
この赤ちゃんの実が大きく成長することを願って、わが子のように見守ります。
しっかりと結実が確認できた品種から、摘果(てきか)作業が始まります。
蕾(つぼみ)から桃になれるのは、1/100個程度。
成長に応じて間引いていくことで、大きな桃に成長します。


【4月中旬】摘花(てきばな)が始まりました
3月から4月にかけて肌寒い日が続いたため、今年は例年より少し遅めの開花となり、4月中旬にようやく花の見ごろを迎えました。
写真は、阿武隈川ピーチライン沿いにある、伊達崎地区のポケットパークの堤防から撮影した風景です。
町のシンボル半田山を背景に、「桃源郷」が広がっています。
献上桃のご縁から、以前天皇皇后両陛下が樹園地を訪れたことを記念して建てられた「行幸啓記念碑」があり、連日多くの観光客の方々がお花見に訪れていました。
綺麗な花を落とすのは惜しいですが、おいしい桃を作るため、余分な花を間引く「摘花(てきばな)」という作業が始まりました。
これから育つ実が成長しやすくなり、このあとの「摘果(てきか)」作業も楽になります。



【4月初旬】桃の花が咲き始めました
3月下旬からの連日の雨で、開花はしばらくお預け状態でしたが、待ちわびていた桃の花が、ちらほらと咲き始めました。
写真は、桃農家のもとで修業をしている、地域おこし協力隊員が撮影してくださったものです。
寒い日は憂鬱になりがちですが、雨上がりの夕焼けや虹がきれいに見える日も多く、雨ならではの心癒される風景にたくさん出会えました。


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福島県伊達郡桑折町大字谷地字道下22番地7
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