柿日和 | あんぽ柿づくりの今をお届けします(R7.12.2更新)

更新日:2025年12月02日

「柿日和(かきびより)」では、生産現場や直売所から、柿の"今"をお届けします。
長年愛される桑折の柿が、どのように育ち、皆さまの元へ届くのか、日々レポートしていきます。

甘さととのえ 仕上がり間近(12.2更新)

本日は、「あいはら果樹園様」から、あんぽ柿づくりの様子を紹介します。

収穫された柿は、まず皮むき機にかけられ、丁寧に皮をむかれていきます。
鮮やかな橙色が姿を現し、いよいよあんぽ柿づくりが始まります。

皮をむいて、つやつやになった柿を、ひとつひとつ手作業で紐にくくりつけていきます。
紐につながれた柿は、竹材の干し棚に、絶妙な間隔で丁寧に掛けられます。

近くで見ると、むきたての柿は宝石のような輝き。
これからじっくりと天日と風に当たり、あんぽ柿に変化していきます。

干し場では、何列も、何段にも連なる柿が一面に下がり、まさに“圧巻”の光景です。
太陽と乾いた風が作り出す、自然の乾燥室のような空間で、ゆっくりと水分が抜けていきます。

適度な風を与えるために扇風機を使い、乾燥をムラなく進めます。
風を受けて揺れる柿は、あんぽ柿づくりならではの風景です。

数日が経ち、しっとりとした食感に近づいた柿は、人の手によってひとつずつ茎をハサミでカットされていきます。
ここでも丁寧な手作業が欠かせません。

熟練の手元をクローズアップ。
繊細な手仕事が、あんぽ柿のおいしさを支えています。

出荷状況について

蜂屋柿(干し柿・あんぽ柿)は、12月中旬ごろの出荷を予定しています。
美しい飴色のふっくらとした外見と、とろけるような果肉で、人気を博しています。

平核無柿(ひらたねなしがき)は、すでに出荷が始まっています。
その名の通り、種がない品種です。
果肉は固すぎず柔らかすぎず丁度よい食感で、甘みが強く、果汁も豊富です。
 

今年も大変良い出来となりましたので、ぜひご賞味ください。

次回は 直売所からのレポート をお届けします。どうぞお楽しみに。

お買い求めはこちらから

国道4号線沿いに、直売所が2か所あります。
旬の果物を数多く取り揃えていますので、ぜひお立ち寄りください。

JAふくしま未来
桑折フレッシュBOX

(桑折町字舘28)
電話:024-582-2301

専門農協伊達果実
だてかベジフル

(桑折町大字谷地字南9-1)
電話:024-582-4560

未来の柿づくりを、一緒に担いませんか?

長年たくさんの人に愛されている、桑折町のあんぽ柿。
この味を、これからも届けていくために―。


町では、産地を未来へつなぐ仲間を募集しています。
「新規就農者支援事業」「後継者奨励金交付事業」など、農業のはじめの一歩を応援する制度も整っています。
興味のある方は、ぜひこちらもご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興課 農林振興係

〒969-1692
福島県伊達郡桑折町大字谷地字道下22番地7
電話:024-582-2126
ファクス:024-582-1028
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