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畑だより|2026.05.29 桃が、次の成長段階へ向かっています
実の様子を見ながら、判断を重ねています
「あ、桃になってきた。」
小さかった実も、少しずつ割れ目ができはじめ、だんだん桃らしい形になってきました。
ここ最近の気温は30度前後。景色も空気も、すっかり初夏らしくなってきています。
まもなく迎えるのが、「硬核期(こうかくき)」と呼ばれる時期。
桃の種が固くなりはじめる、大切な成長の節目です。
この時期、木や実は“種をつくる”ためにたくさんのエネルギーを使います。
そのため畑では、硬核期に入る前に「仕上げ摘果」の作業を急ピッチで進めています。
実が多すぎると木への負担も大きくなるため、残す実を見極めながら調整していきます。
そして、硬核期は桃にとって、とても繊細な時期。
生理落果(自然に実が落ちること)も起こりやすいため、この期間はできるだけ木に負担をかけないよう、そっと見守ることが基本になります。
先日の降ひょうから約2週間。
被害を受けた地域では、緊急の指導会も開かれました。
農協の指導員や講師らとともに畑を見ながら、
「この実は残すか、それとも落とすか」
摘果の判断を細かく確認していきます。
同じ桑折町の中でも、地区によって畑の環境はさまざま。
畑ごとに標高や日当たり、土壌条件も違うため、実の育ち方にも少しずつ違いがあります。
そのため町内を細かく分け、全部で8か所で指導会を実施しています。
刻々と変化する天候や状況に対応できるよう、生産者同士で情報を共有しながら、その年の畑に合った管理を続けています。
長年栽培を続けるベテラン農家も多く参加し、地域全体で技術を高め合う姿勢が、桑折の桃づくりを支えています。
どうか、このまま順調に育ってくれますように。
祈る気持ちで、今日も畑では作業が続いています。
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