阿部 雅人さん(音楽家)

ホルン奏者 阿部雅人です。

僕の生まれた桑折町。今、帰省しても自然があふれ、昔と変わらない情景が残っています。 僕が今こうして音楽家としてやっているのは、醸芳中時代のブラスバンドで音楽と出会ったからに他なりません。

また、それが高じて音楽家としてやっていこうと決心した時に自分を見守ってくれたのは、半田山や半田沼の自然であったように思います。実際、よく山や沼のほとりで練習しました。自分の音が、山にこだまして聴こえるのは、今の近代的なホールと一緒です。その響きが自分の音を作っていったのだと私は思っています。

音楽家になって全世界を旅し、あらゆる場所で演奏してきましたが、自分を支えてくれているのは故郷なのかも知れません。

• 阿部雅人(あべ まさと)
• 桑折町半田生まれ

昭和38年

北半田に生まれる

昭和58年

醸芳中、福島高を経て東京芸術大音楽学部卒業 昭和56年

芸大在学中に東京フィルハーモニー交響楽団入団

平成17年

新日本フィルハーモニー交響楽団に移籍

現在

沖縄県立芸術大学教授

日本ホルン協会理事

オーケストラに在籍する傍ら、テレビコマーシャルや映画などで普段流れる音楽の録音に数多く参加してきた。

ソロや室内楽でも活躍し、日本各地でのホルンキャンプの講師を務めるなど、後進の指導にも力を入れている。日本管打楽コンクール、日本音楽コンクールなどの審査員を歴任するなど、現在の日本を代表するホルン奏者のひとりである。

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